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2026.05.29 プレス

〇 販促品やノベルティ制作で使われている印刷方法


トートバッグやエコバッグ、マグネットなど、販促品やノベルティを何にするか種類が決まったら、印刷方法を含め、文字やデザインを考えます。


 

印刷方法はアイテムの形状や素材によって異なりますので、それに適した選択が必要です。印刷方法には、主に以下のようなものがあります。

 


・シルクスクリーン印刷

孔版(こうはん)印刷とも呼ばれ、メッシュ状のスクリーンを使って、素材に直接インクを刷り込む方法です。版の穴が空いている部分だけにインキが通過する仕組みになっており、布や紙をはじめ、プラスチック、ガラスなど多様な素材に対応。インキをとても厚くのせられるため、発色が良く耐久性にも優れています。エコバッグ、Tシャツ、ボトルなどの販促品やノベルティに多く使われます。

 

・インクジェット印刷

オンデマンド印刷※のひとつであり、版を用いず、データを微細なノズルから吹き出すインクで素材に直接プリントする方法。家庭用からオフィス用まで広く普及しています。フルカラー表現に長けており、写真やポスター印刷に使われることが多いといえます。販促品、ノベルティの分野では、マグカップ、スマホケース、アクリル製品などに使用されています。

 

・昇華転写印刷

熱で気化したインクを素材に印刷する方式で、色落ちしにくいのが特徴です。先ず専用の昇華インクを使い、転写紙にプリント。その後、高温(約180200℃)・高圧でインクを気体(昇華)にして素材に染み込ませます。主にポリエステル素材、ポリエステルコーティングされた製品に適しており、マグカップやタオル、ポリエステル素材の販促グッズやノベルティに使われます。

 

・箔押し

金や銀などの箔(金や銀などの金属を非常に薄く延ばしたフィルム)を、熱と圧力によって紙や革に転写する加工方法。鮮やかで光沢があるのが大きな特徴で、販促品やノベルティに、インクでは表現しにくい特別感、高級感を演出できます。

 

・型押し

金属の型を使い、紙や革に圧力を加えて凹凸を付け、素材そのものの立体感で文字や模様を表す加工方法。シンプルながら上品で高級感があり、洗練された印象を与えるため、販促品やノベルティの企業ロゴやタイトル制作などに用いられます。

 

・パッド印刷

デザインの溝を掘った凹版の上にインキを載せ、シリコン製のパッドに転写。これを印刷対象にプリント(二次転写)をするオフセット印刷のひとつです。シリコンのパッドは柔らかく、形状が印刷物になじむため、ボトルのキャップや電子部品といった、平らでない形状(曲面や凹凸のある面ほか)にも対応。また細かい線もきれいに印刷することができます。販促品・ノベルティでは、ボールペンなどの文房具に施されています。

 

※オンデマンド印刷とは

版を作らず、データをそのまま出力する印刷方法。従来のオフセット印刷のよう版が不要なため、制作時間や初期コストを抑えられるのが特長です。また必要な部数だけを印刷するため、少部数の印刷にも適しています。

 

オンデマンド印刷に対して、「オフセット印刷(平版印刷)」という方法があります。これは水と油の反発を利用した印刷で、版の画線部分は親油性、非画線部分が親水性になっています。版面に載せたインクを、ゴムブランケットと呼ばれるシートに転写。これを対象素材に印刷します。

 

なお、オフセットとは版と紙とが直接触れない印刷方法をいいます。そのため、パッド印刷などもオフセットの一種ではありますが、一般的にオフセットといえば、平版印刷を指します